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エアコン工事とアスベスト「みなし工事」って何? 無視するとどうなる? 現場対応と注意点を解説!
こんにちは!
今回は、エアコン工事でよく話題になる **「アスベストみなし工事」**について、
「どんな工事が対象になるのか?」
「みなし工事を無視するとどうなるのか?」
といった疑問にお答えしながら、実際の対応事例も交えて解説します!
アスベスト「みなし工事」とは?
2022年4月以降、建築物の解体・改修工事におけるアスベスト(石綿)対策が強化され、工事前の事前調査・報告が義務化されました。
ただし、以下のような発じんの恐れが極めて低い軽微な作業については、特別な分析調査を行わず「みなし工事」として簡易的に対応できます。
エアコン工事での「みなし工事」の条件
これらの条件に当てはまれば、アスベストの分析調査は不要で、調査結果の報告と適切な安全対策を講じることで施工が可能となります。
みなし工事を無視するとどうなるの?
ここで重要なのが、「みなし工事だからといって、調査や届け出をしなくていい」というわけではないという点です。
法律違反になるリスク
「みなし工事」であっても、
が義務付けられています。
これらを怠ると、労働安全衛生法違反として、元請業者や管理者が30万円以下の罰金などの行政処分を受ける可能性があります。
元請けや施主にも責任が及ぶ
アスベスト関連の法令違反は、現場の施工業者だけでなく、
にも影響が及びます。後から「調査なしで工事をした」と問題になれば、再施工の指示や損害賠償、信用失墜などのリスクがあります。
健康被害のリスクも
アスベストは、吸い込むことで数十年後に肺がんや中皮腫などの重篤な健康被害を引き起こす有害物質です。
特に築年数が古いアパートやマンションでは、予想外の場所にアスベストが含まれている可能性もあるため、軽視は禁物です。
現場での「みなし工事」対応例(アパート編)
今回は、築30年以上の木造アパートでのエアコン交換工事を実施しました。
現場条件:
「みなし工事」に該当と判断した理由:
→ これらの条件を満たしていたため、「みなし工事」として対応が可能と判断しました。
事前調査結果報告は提出し、分析調査は省略しました。
実施した安全対策:

工事後の評価:
アパートオーナー様・管理会社様にも「しっかり調査してもらえて安心でした」と評価いただきました。
たとえ「みなし工事」であっても、丁寧な説明と安全な施工が信頼構築につながることを改めて実感した現場です。
適切な「みなし工事」の対応が、安全と信頼につながる
「これぐらいの工事なら大丈夫」と自己判断で進めてしまうと、
法律違反・信用失墜・健康被害という大きなリスクを抱えることになります。
当社では、現地調査から「みなし工事」判断、届け出支援、安全施工まで一括対応しています。
お困りの方へ
「この工事、アスベスト調査が必要?」
「みなし工事に該当するか判断が難しい…」
そういった場合も、お気軽に当社までご相談ください。
経験豊富なスタッフが丁寧に現地確認・対応いたします!
今回は、エアコン工事でよく話題になる **「アスベストみなし工事」**について、
「どんな工事が対象になるのか?」
「みなし工事を無視するとどうなるのか?」
といった疑問にお答えしながら、実際の対応事例も交えて解説します!
アスベスト「みなし工事」とは?
2022年4月以降、建築物の解体・改修工事におけるアスベスト(石綿)対策が強化され、工事前の事前調査・報告が義務化されました。
ただし、以下のような発じんの恐れが極めて低い軽微な作業については、特別な分析調査を行わず「みなし工事」として簡易的に対応できます。
エアコン工事での「みなし工事」の条件
- 着手面積が10㎡未満
- 接着剤・パテの使用が軽微
- 電線・配管の取り外しのみ(壁材等に大きな損傷がない)
これらの条件に当てはまれば、アスベストの分析調査は不要で、調査結果の報告と適切な安全対策を講じることで施工が可能となります。
みなし工事を無視するとどうなるの?
ここで重要なのが、「みなし工事だからといって、調査や届け出をしなくていい」というわけではないという点です。
法律違反になるリスク
「みなし工事」であっても、
- みなし工事であることの根拠資料の提出
- 調査者の氏名・資格の記載
が義務付けられています。
これらを怠ると、労働安全衛生法違反として、元請業者や管理者が30万円以下の罰金などの行政処分を受ける可能性があります。
元請けや施主にも責任が及ぶ
アスベスト関連の法令違反は、現場の施工業者だけでなく、
- 賃貸住宅のオーナー
- マンションの管理組合
- 官公庁などの発注者
にも影響が及びます。後から「調査なしで工事をした」と問題になれば、再施工の指示や損害賠償、信用失墜などのリスクがあります。
健康被害のリスクも
アスベストは、吸い込むことで数十年後に肺がんや中皮腫などの重篤な健康被害を引き起こす有害物質です。
特に築年数が古いアパートやマンションでは、予想外の場所にアスベストが含まれている可能性もあるため、軽視は禁物です。
現場での「みなし工事」対応例(アパート編)
今回は、築30年以上の木造アパートでのエアコン交換工事を実施しました。
現場条件:
- 木造2階建てアパートの一室(昭和築)
- 既存の穴が使えず、壁に新たな配管穴(φ65mm)を開ける必要がある
- 壁材は石膏ボードと確認済み(非アスベスト建材)
- 壁クロスの一部を剥がして室内機をビス留め
- 工事範囲はおよそ2㎡
「みなし工事」に該当と判断した理由:
- 穴あけ箇所が**非アスベスト建材(石膏ボード)**と確認できた
- 着手面積が10㎡未満
- 接着剤やパテの使用もごく軽微
→ これらの条件を満たしていたため、「みなし工事」として対応が可能と判断しました。
事前調査結果報告は提出し、分析調査は省略しました。
実施した安全対策:
- 穴あけ箇所は事前に散水して湿潤化し、粉じんの飛散を予防
- 作業員は防塵マスク(DS2)・手袋を着用
- 作業範囲を養生シートで囲い、室内への飛散を防止
- 穴あけ後にはHEPAフィルター付きの業務用掃除機で集じん清掃を実施

工事後の評価:
アパートオーナー様・管理会社様にも「しっかり調査してもらえて安心でした」と評価いただきました。
たとえ「みなし工事」であっても、丁寧な説明と安全な施工が信頼構築につながることを改めて実感した現場です。
適切な「みなし工事」の対応が、安全と信頼につながる
「これぐらいの工事なら大丈夫」と自己判断で進めてしまうと、
法律違反・信用失墜・健康被害という大きなリスクを抱えることになります。
当社では、現地調査から「みなし工事」判断、届け出支援、安全施工まで一括対応しています。
お困りの方へ
「この工事、アスベスト調査が必要?」
「みなし工事に該当するか判断が難しい…」
そういった場合も、お気軽に当社までご相談ください。
経験豊富なスタッフが丁寧に現地確認・対応いたします!
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